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あの頃腕を切ったのは
生きている実感が欲しいとかではなくて
生きているのが嫌だということを周りに伝えたかったんだと思う、半分は
生きていることはいけないことだと思っていた だから生を否定するようなことをしなきゃいけないと思っていた
もう半分は なんか衝撃的なことやったらなんか変わるのかなっていう 阿呆な他力本願だったと思う
ただなんか なるかなって そんな感じ
今こうして 生きている実感がなくて
燃える想いが欲しい
生命を焦がして生きたい
それは思うけど
すんごいお腹が空いて美味しいものを沢山食べるみたいにプリミティブなことでもいい
ただ、生きているのだと思いたい
周りだけじゃなく 自分を消費して、生きていたい
手に入れるとどうでもよくなる、なんて 恋愛で聞くけど
男は追いかけるのが本能、みたいな
その意味では自分は完全に男だ