Inside of my head

音楽、映画、日々のことなど雑感

始発よりは少し遅い、白い朝

彼女のいる友達の家に泊まった。
女子三人で押しかけて。笑 特に何も問題はない。彼に迷惑をかけた以外は。
そんなことを躊躇う自分のお堅さを少しでもましにしたくて。
大学生っぽいことがしたくて。

せっかく男子もいるので最近悩んでいた恋愛の話を結局してしまった。
話せば話すほど、取るに足らないことに思えてきて、やっぱり彼は友達としてしかわたしのこと考えてないんじゃないかと思えて来て、だからいっぱい言って、これで全部って思い知って、
彼も彼女もちゃんと聞いてくれて その人が他の女の子にどう接するかわからないとわからないね、て至極まともなことを言ってくれた わかってる ただなんか きゃあきゃあ騒ぎたかっただけ
ただ何故か 何でか 彼は 運命の人だと、感じた一瞬が何度かあっただけ。それが妄想か真実かなんてわかりやしない。

泊めてくれた友人は中二病の権化みたいな人なのもあって 奇しくも彼が好きな言葉だと言った中二についてひたすら話した
楽しかった 楽しかったと言ってくれて嬉しかった
本当に嫌味な言い方をするけれど偏差値レベルの近い人と話すのは楽だ
難しい言葉使うねと言われたり 聞き返されたり 理解に時間がかかったりしない
自分が白熱して来たそのままのスピードで返してくれる
彼の好きな本や音楽や作品はほとんどわからなかったけど
バンプの車輪の歌とかプラネタリウムとか ラッドのトレモロが好きとか聞けて嬉しかった
多分もっと前にこの機会があったら彼を好きになった かもしれない わからない
彼には彼女がいる 普通に人として好きだ
ただわたしが異性に慣れていなさすぎるだけ
ただ中二なだけに ベッドに付いていた染みが気になった 明言しなかったから

小さい頃読んだおとぎ話のお姫様は 長く子供が生まれなくて悩んでいる国王夫妻に魔女が与えたりされていた
幼い頃は何故か 本当に本当に愛し合っている二人の間に子供が生まれる、子供が生まれることが、二人の愛情の検査合格サインなんだと、思っていた
今考えれば恐ろしいことを考えていた
今でも手つないだら子どもが出来る
はオーバーにしても
コウノトリが赤ちゃん運んでくればいいと思うくらいにはそういうものが苦手だ
カラマーゾフのアリョーシャばりに免疫がない

愛とは踏み込むもの、とはフロムの有名な言葉だけれど
なんだかんだわたしには踏み込む勇気なんてなくて
誰かがわたしに踏み込んでくれるのを待ってる
こんなわたしが誰かと愛を紡ぐなんて 不可能なんだろうなと なんとなく思った

今は眠い
もともと2,3時間しか眠れなくて行ったカラオケの後のオールだ とても眠い
悲しいけれどわたしは少し今満たされている
君と少し距離が縮まったのならいいな

それでも愛されたいな。